もしも私が、


何かに例えるならあなたは雲一つ無い真っ青な空だね


そう言ったなら、笑うでしょうか。きっと、


は たまに変わったこと言うさ


そう言って、取り合ってくれないでしょうか。だけど、


けど、ありがとう


最後には、笑ってそう言ってくれるでしょうか。例えるのなら、雲一つ無い真っ青な空のように澄んだ笑顔で。


私があなたを例えていた青空へ、あなたは呼ばれてしまったのだと、聞きました。その瞬間を私は見ることが出来なかったけれど。ただ、私は一人になってしまったのだと。


、コーチが 封神されたさ


それを聞いたとき、とても大きな喪失感に襲われたけれど、とても大きな悲しみに襲われたけれど、まだ、あなたがいたから耐えることが出来たのです。まだ、私は一人ではなかったから。


何かに例えるのなら、あなたは雲一つ無い青空でした。何かに例えるのなら、私はその青空に時折浮かぶ雲でした。雲は、空がなくては浮かべないのです。


もしまたあの笑顔に会えるのならば、


「天化、私、今度は私が空になって、星になった天化を迎えに行く」


「……またが変わったこと言い出したさ」


会えるのならば。雲一つ無い青空になって、遮るもののない青空になって。闇夜に浮かぶ明るい星を迎えに行きます。














2005,05,25